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常総生協の組合員向けに毎週発行される会報をご覧いただけます。

2014年4月4回 「自前の物流センター建設方向」の提案

商品仕分けセット業務委託の解消、倉庫家主との協議不調に伴う「自前の物流センター建設方向」についての提案

(6月総代会に議案提出3ヶ月で組合員討議の要請)

現在のセットセンター(旧・創友倉庫)外観(左奥手前の外部に冷凍庫・冷蔵庫)

常総生協本部(昨年11月の生協祭)

2014方針・追加提案(常総生協理事会)

配送センター及び本部施設の充実化と組合員の拠点づくりについて。

商品セットの業務委託解消に伴う倉庫家主との家賃協議がまとまらないことから、去る3月28日の第10回理事会におきまして、急きょ「自前の物流配送センターを現本部敷地に建設する方向」を提案することとなりました。

また、これを機に老朽化した本部(※1)も新たに改築・併設して組合員・生産者の活動拠点をつくることも検討することとなりました。

(※1)本部の老朽化

現在の本部建物(守谷市本町)は1985年に建てられてすでに30年となりますが、すでに老朽化が激しく、雨漏りが継続し、都度修繕が必要な状況です。

また、2011年の震災により人が歩くたびに揺れを感じるようになり、外壁のひび割れも含め、何らかの大規模修繕が必要な状況であることが建設業者による点検で判明しました。

地区別の懇談会もはじまる中で、急な追加提案となりましたが、今週より5回ほどにわたってその経緯と検討事項についてこの紙面を使って提案させて頂きます。

総代会までの約3ヶ月で組合員討議をおこない、6月14日総代会にて方針を決定したいと思います。

常総生協にとっても配送センターの建設や本部の改築は大きな事業となります。「配送センター」は生産者からの納品~商品管理~組合員宅への供給の要(かなめ)となるセンターであり、またこれまで守谷本部内に設置された小さなプレハブ小屋も組合員や生産者が集う拠点としての機能も果たしてきており、その新規建設や改築は10年以上先を見越した一大事業となります。

どうか、組合員の皆さん、そこで仕事をする職員、そして生産者のみなさんからも意見を集めて総代会に臨みたいと思います。

今週は、「自前の配送センターの建設」提案に至った経緯を説明します。

来週より数回にわたって、どのような配送センターを構想し、どのような本部施設を考えるかについて提案し、組合員・職員・生産者の討議資料としてゆきますのでよろしくお願いいたします。

3/28第10回理事会で確認された事項
  1. 商品セット業務の委託解消に伴い倉庫家主より提案のあった「倉庫全体の賃借使用」(従来の倍)は身に余り、家賃も経営的に耐えられないことから現倉庫での仕分け業務の継続は困難と判断する。

  2. 本部(旧配送センター)の隣接敷地を取得し、現在の本部の所在地に自前の物流センターを建設する方向を確認する。

  3. これを良い機会と考え、老朽化した本部の建て替え併設も行う。

  4. 物流センター機能は商品管理水準を高めるものとすること、本部には事務所だけでなく組合員・生産者が集える施設も併設すること。

  5. 「身の程にあった施設」とし、総工費は借入金を少なくして自己資金を主体とした節度あるものとすること。

  6. これらを至急、組合員・職員に諮り、生産者からも意見を聞き、6月総代会で正式決定することとする。

工業団地等への移転も考えましたが…

周辺工業団地等への移転も検討しましたが、坪単価は安いものの職員駐車場も含めた広い敷地が必要であること、また二重コストを避けるために本部事務所も一緒に移転した場合、配送業務機能としては良いのですが、この間機能している「組合員の拠点」としての本部機能を失う可能性があることが考えられました。

経緯

1)商品セット業務…委託契約の解消

生協の事業連合を脱退して独立事業をはじめた1996年から約18年間、組合員にお届けする商品の班別・個人別セットの仕事は、地元の会社((株)創友)に委託してきました。(株)創友は、本部から車で15分ほどの守谷市の利根川近くの倉庫の半分を借りて生協のセット業務を行ってきました。

しかし、昨年11月に業務委託先の(株)創友より「会社の事情で仕事を稲敷市の方に移動するため、2014年3月をもって生協の仕分け業務の請負を解除したい」旨の相談がありました。

急な話でしたが、組合員への商品供給業務を中断する訳にいかないことから、4月より生協自身がその業務を引き継ぎ、(株)創友の社員のみなさんを生協として雇用して仕分け業務を継続することとなりました。

低温仕分室(冷蔵・冷凍品仕分けライン)

2)倉庫家主さんとの家賃協議

業務委託契約の解除によって、倉庫は家主さんと生協の直接契約に移行しました。しかし、倉庫家主さんより「倉庫全部を借りて欲しい」旨の提案があり、その家賃は月額120万円が提示されました。

生協の仕分け業務を行うには倉庫の半分で充分で、従来通り家賃も月額60万円でお願いをしてきましたが現在も協議中で、本契約に至っていません。

ドライ商品スペースと低温仕分室(写真の左奥)・・・倉庫の半分を賃貸

3)理事会としての経営判断

倉庫家賃協議のメドがつかないことから、理事会としても善後策(120万円家賃を受け入れるか、別な道を探るか)につき検討を続けてきました。

倉庫全体を借りるには身に余り、家賃も年額1,440万円におよび、先々10年でも1億4,400万円にもなります。この家賃額では採算がとれないばかりか、家賃として流出するだけで組合の財産にもならないことから、倉庫全体を借りた仕分業務の継続は困難と判断されました。

それならば、いっそ自前の物流センターを建設した方が得策かもしれないということになり、この2ヶ月集中的な検討が行われ、現本部(1996年まで配送センター)裏の土地(※2)をまず取得し、その上でその敷地内に「身の程に合った自前の配送センターを建設する」方向性について至急組合員討議にかけることとなりました。

あわせて、老朽化した本部も配送センターの上に併設して建て替えを行うこと、できれば組合員・生産者が集える共有の施設も加えようということもあわせて組合員提案することとなりました。

(※2)本部裏の土地取得

現在の本部所在地はつくばエクスプレス守谷駅から徒歩数分のところで地価も高くなっていますが、本部の裏地は生協建物にさえぎられてしまって有休化したところで、地主さんより「周辺地価の半値(坪20万円)でいいから売りたい」旨の提案がありました。

また、守谷の現敷地は創設以来組合員の地主さんから安い地代で借りており、今後も継続して貸して頂けることの了解を頂いています。

4)総代会の議案へ

自前の配送センターの建設・本部改築となると、組合の一大事で大きな事業で、その投資もそれなりとなりますので、総代会で組合員・職員・生産者も含めた検討と承認が必要です。

常総生協も来年で40年を迎え、一昨年から「次の10年の将来計画」をみんなで討議する予定になっていました。その中の検討課題に、物流センターや本部の改築も入っていましたが、今回このような事情で、急きょ「春の組合員一斉討議」の議題にも加えて頂き、6月14日の総代会まで事前の提案と検討の討議を要請することとなりました。

【総代会開催公告】6月14日(土)常総生協通常総代会にぜひご出席ください

2014年4月7日

第41回通常総代会開催公告

常総生活協同組合理事会

【日時】2014年6月14日(土)9:30~13:00(予定)

【場所】レイクサイドつくば(つくば市下岩崎)

【議題】

・1号議案2013年度活動報告、決算報告承認の件

・2号議案剰余金処分案

・3号議案2014年度活動方針、予算案承認の件

・4号議案役員報酬の件

・5号議案みなし脱退の件

・6号議案配送センター建設投資の件

・7号議案中期計画骨子の件

・8号議案役員選任の件

・9号議案議案議決効力発生の件

今年の総代会は特に重要な議案が多いので、是非ご出席をお願い致します。

今年の総代会は、今後10年の道筋を討議する大切な総代会です。ぜひ、組合員みなさんのご参加をお待ちしております。

※正式には5月中旬に「議案書」と参加案内を、総代と組合員皆さんにご案内致します。

PDF版はこちら

4月4回 「自前の物流センター建設方向」の提案 2014年4月7日発行(573kb)

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