放射能対策関係報告資料

生協での放射能検査

食品の分類別検査数と不検出・検出 食品の分類別検査数と不検出・検出グラフ

食品の放射能検査 食材別

検査方針

追加の人工放射能の健康影響は現時点では誰もわかっていない。従って安全の基準はないので、基準は設けない。国の基準は国の基準でしかないため、生協自身で可能な限りの検査を尽くして事実を公開し、消費者組合員が経口摂取による内部被ばくを低減するための判断材料を提供する。

検出限界

核種はセシウムを主要な対象とする。検出限界は、セシウム137 ・134 とも5ベクレル/kg (セシウム合計で10ベクレル/kg)。水や主食のコメなど摂取量の多いものは各核種検出限界0.5ベクレル/kg 以下で検査する(セシウム合計1ベクレル/kg)。

検査対象地域

関東1 都6 県、東北6 県、静岡県(水産物については関東1都6県の太平洋沿岸、三陸沿岸、および北海道南部海域、静岡県沿岸) で生産された作物および主原料を含む食品。付随する田畑の土壌および生産資材。

検査対象時期

原発事故後に収穫された作物および主原料。

公表方法

毎週の商品カタログに単品ごとに検査結果を表示する。

食品の分類別検査数と不検出・検出 食品の分類別検査数と不検出・検出

主食として毎日食べるおコメの状況(2012年度)

地場産直契約米「めぐみちゃん」コシヒカリ(茨城) 放射能( 昨年との比較)
食品の分類別検査数と不検出・検出
田植え前4月の田んぼのセシウム土壌沈着量と9月玄米移行率
食品の分類別検査数と不検出・検出

主食のお米は毎日食べ続け、摂取量がいちばん多いのでセシウム各核種の検出限界を0.2 ベクレル/kg まで落として長時間測定。 おそらく、体内のセシウムの収支(出入り)と平衡による内部被ばく量、および尿中排泄量(現在1 ベクレル弱) の経常的起源はこの主食にあると考えられる。

※土壌セシウム沈着量平均および玄米セシウム濃度平均はCs134、Cs137 のそれぞ れの「幾何平均」をとった。
※※「移行率(TF)」は、セシウム137の玄米濃度(9 月) を土壌沈着量(4 月田植前) で割ったもの。 2 年目に入り土壌粒子(粘土・腐食有機物) へのセシウム固着がすすみ、移行率が低減しているもよう。
※※※昨年は事故直後で検査も外部委託だったことから田んぼの土壌も玄米も検体が少数でしたが、今は生協の検査機を用いて11 生産者44 枚の田んぼの土壌沈着量、 玄米も生産者単位で11 検体を検査した。

食品の分類別検査数と不検出・検出