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■生き物がいっぱい!多様性あふれる松永農園
駿河湾からの海風が駆け上がり、年間通して比較的温暖な気候の静岡県・由比。
この地で長年、農薬を使わないで果樹園を営む松永さん家族と常総生協とのお付き合いは、今年で32年目になります。
農薬を使わない、除草剤も使わない松永さんの園地は雑草が生え、虫たちももたくさんいます。
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「ここには15~ 20 種類以上の雑草があります」と松永さん。でも、この雑草が重要。雑草と言っても、そこに住みつく虫は多種多様です。
例えば、ヤノネカイガラムシというカメムシの一種の害虫。松永さんの園地でも見うけられます。一般的には農薬をかけて死滅させるところですが、松永さんは放っておきます。すぐにヤドリバチという目に見えないほどの小さいハチがそのカイガラムシに卵を産み付け、幼虫が孵化し、結果カイガラムシは死滅してしまうのです。
また、多様な草木が時間をかけて腐葉土となり、肥沃な土となります。土にはたくさんの生命が宿り、多様性と循環が保たれます。
■地域での離農と環境の問題
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現在、松永農園では松永さん夫妻と一緒に息子さん、娘さんも園地の管理や自家製のジャムなどの加工をされていますが、「地域の離農者が多く、深刻です」と松永さん。
農業に従事する世帯の減少により周辺の園地が荒れてしまうだけでなく、獣害の被害が年々増加の一途をたどっています。柑橘農家である松永さんも、本来は不要な狩猟免許を取らざるを得ない状況になっています。
■松永さんにエールを!
そんな松永農園に追い打ちをかけるかのように、今年の1月には寒波が襲いました。1月の寒波は春に収穫を向かえる柑橘類にとっては過酷で、凍ってしまった果実は中の水分が抜けたり、傷んでしまい収穫できずに廃棄となります。
松永農園の主要な作物のレモンも、例年は6月末までは出荷できるのですが、今年は4月上旬で早じまい。この7年ほどかけて、レモンの通年出荷を目指してきましたが、農業経営的にも打撃です。
そんな中、「甘夏でしたらまだあります」とのご提案をいただきました。
ぜひ「みんなの1袋」で松永さんにエールを!
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※ 5月3回カタログ(本紙)はこちら
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