4/13(土)山田製油『ごま・ごま油』の学習会のお知らせ

 炒りごま・ごま油でお世話になっている(株)山田製油。
日本と世界のごま事情について担当の武市さんを京都からお招きして『ごま・ごま油』学習会を開催します。
 座学のあとは、実際にごまの試食ごま油のテイスティングを行います。擦りたてのごまをみそ汁やアイスにかけると絶品です♪
 お友達をお誘い合わせの上、ぜひご参加ください。

■山田製油のごま油とは?

一番絞りのごま油は飲めるほどまろやか。
山田製油独自の一番絞り製法でつくられた上質な味わいが特徴的♪

①釜炒り
 
 胡麻を炒ります。仕上がりを左右する最も重要なポイント。職人の判断(カン)が頼りになります。早すぎず遅すぎずその日の気温に応じて加減をします。レンガで囲まれた鉄釜では、じっくりと少しずつごまを炒ります。

圧搾
 
 炒りあがったごまに圧力をかけて搾ります。全体の3割しか取れない一番絞りだけをドラム缶に入れ、常温で冷まします。(最終的に製品になるのは、2割7分だけ)

湯洗い・自然沈殿

 ドラム缶に入れたごま油にお湯を入れ、ぐるぐるかき混ぜたらドラム缶を密封して約3週間ねかせます。その間に、比重の重い水が不純物と一緒に沈殿し、うま味だけが油に残ります。

精製

自然熟成させた油の上澄みをとり、鉄釜に移して薪で加熱しわずかに残った水分を飛ばして「精製」します。このときも温度がポイントとなります。完全に水分をとばせる温度とセサモールという抗酸化物質が分解されてしまう温度とが微妙に近いため、注意深く火力を調節します。

⑤仕上げは濾紙で濾す

 最後に濾紙を敷いた濾過器に入れて濾すと出来上がりです。
濾過してタンクにためた油をドラム缶にうつすのですが、コックをひねって、艶のある飴色の最初の一滴がポタッと落ちる瞬間が、一番嬉しいです。

こうして全行程約1ヵ月をかけ、黄金色のごま油が出来上がります。

ごま油だけでも奥が深いですね~!続きがお聞きになりたい方は、ぜひ学習会で実際に聞いてみてください。ご参加お待ちしております