

昔、一次産業を生活の基盤としていた鬼無里では、冬は出稼ぎ労働が一般的でした。そのような中、森林組合では製材工場で排出される大量のおがくずを組合員に配布し、「えのき茸栽培」の指導、普及を行いました。 こうして200件以上の農家が冬場の収入源として家庭内労働でのえのき茸栽培を開始しました。しかし、えのき茸は春先から値段が下がります。「農業をしながら何とか通年栽培ができないか」との地元生産者さんの要望に応え、職員がえのき茸加工メーカーでビン詰め加工の技術を学び、1967年、森林組合に食品加工場を設置。生産者との契約栽培を行う中で「えのき茸茶漬」ができました。近年、きのこや山菜の加工品には、安価で量が確保しやすい外国産の原料が使用されることがほとんどです。その原料がその地域でいかにして生まれ、共に歩んだか、その歴史を知っているからこそ、今でも長野県産・国産の原料にこだわっています。

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