3月1回のおすすめは、「ねばうま」(松前漬)です。
■「ねばうま」ヒストリー
今から12年前の3月11日、震災による津波で、相馬・松川浦で水産加工業を営む、センシン食品・高橋さんの加工場は壊滅的な被害を受けました。
続く原発事故による影響で長期間漁もできず、松川浦には魚があがらない日々が続きました。
「相馬の原釜」といえば全国に名をとどろかせた高級鮮魚出荷港。でも、魚がなければ加工もできません。
そんな中、高橋さんは「たとえ魚が揚がらなくても、相馬の水産加工の灯火は消せない!」と決意し、まずは、全国から支援された乾物のスルメイカ、昆布、そして常総生協の2年仕込み醤油(つくば沼屋本店製)を使って松前漬けを作ることから製造を再開しました。
■なんで「ねばうま」?
松前漬けの「ねばり」と「うまみ」、そして相馬に古来から伝わる伝統「相馬野馬追い」をかけ、「ねばり強く、頑張ろう!」という意味も込めて、生協役職員と高橋さんで考えて付けられました。
■使う素材は一級品
原材料は、しょうゆ(常総醤油/つくば沼屋本店製)、するめいか(北海道)、みりん、砂糖、人参(国内産)、昆布(北海道)、しょっつる(秋田県)です。
全国からの支援で相馬の皆さんが作り上げた復興第一号の松前漬。ぜひお試しください。
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