■資源管理型漁業の先駆者 雄武漁業協同組合
北海道のオホーツク海に面した雄武町。雄武漁業協同組合では、鮭のふ化事業、帆立稚貝の放流等、早くから「守り育てる漁業」を開始。また、漁場の環境保全のために森の整備や、魚を獲り過ぎないための資源管理を行っています。雄武の秋鮭漁は、毎年おおむね9月の1週目から10月の上旬までに漁期を限定。網の大きさも大きな鮭が獲れる大きさです。
■山と海のつながりを大切に
【山で豊かな森が育つ】→【川が森の栄養を海へ】→【プランクトンが増え海が豊かに】という循環を大切にしています。
「植樹から育樹へ」
雄武町では長年の努力が実って、植林が必要なエリアがだいぶ少なくなりました。現在は、地域挙げて森の手入れをする「育樹」に取り組んでいます。
■雄武が誇る秋の味覚の王様
鮭は毛ガニと並んで雄武を代表する特産品です。毎年秋になると雄武の港には大量の鮭が水揚げされます。その中でも、雄武前浜沖の指定された定置網で漁獲された秋鮭のうち、銀色に輝く脂のりの良い3kg以上の秋鮭(白鮭)、銀毛鮭だけを厳選したものにのみ名付けられるのが「雄宝」です。